バストアップに必要な栄養素

バストに必要な栄養素は何?おいしく食べてバストアップ!!

バストアップするためには、マッサージや筋トレでバストにかかわる体の筋肉や血液、リンパに働きかける方法もありますが、人間の体を根本的に支える栄養源に注目してバストアップする方法もあります。

バストアップのためにはどんな食べ物をどれくらい食べることによって効果があるのでしょうか?

バストアップに有効なタンパク質

タンパク質は体を作る栄養素です。きれいな肌、筋肉、脂肪、血液、ホルモンなどまさに体のすべてを形成する栄養素です。

バストアップに関しては、バストを形成する皮膚、乳腺、脂肪、筋肉などにこのタンパク質が必要です。バストに必要なパーツを作るタンパク質ですので質の良いタンパク質を摂ることが大切です。

また、バストアップには女性ホルモンを多く分泌することが非常に重要ですが、ホルモンの分泌なども外部からのタンパク質の摂取が大きくかかわってきます。

タンパク質には肉、魚、乳製品、卵などの動物性タンパク質と植物性タンパク質があります。体全体のためには動物性タンパク質と植物性タンパク質とをバランス良く摂取することが重要ですが、バストアップには特に植物性のタンパク質が有効とされています。

植物性タンパク質・・・イソフラボン

植物性タンパク質のイソフラボンはバストアップに有効な栄養素であるとされています。女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンという二種類がありますが、バストアップにはエストロゲンという女性ホルモンが活躍します。

エストロゲンは増加することによってバスト内の乳腺を発達させる乳腺細胞が増殖します。妊娠している女性がどんどんバストアップしていくのは、妊娠することによって体内にエストロゲンが急激に増加することが原因です。

イソフラボンはエストロゲンを増加させるのではなく、イソフラボンの働きがエストロゲンの働きによく似ているのです。

本来乳腺細胞に結合するエストロゲンの変わりにイソフラボンが結合することによって乳腺細胞が活性化されます。乳腺細胞が活性化されると乳腺が発達し、その周りの乳腺脂肪も増えてきてバストアップするという仕組みです。

イソフラボンを多く食材として有名なものは大豆、大豆製品です。具体的には、納豆、豆腐、油揚げ、厚揚げ、豆乳、みそ、しょうゆ、きなこ、煮豆などです。

大豆イソフラボンは女性の体にとっては非常に強い味方なのですが、多く摂取してもバストアップに効果があるとはいえません。食品安全委員会では安全にイソフラボンを摂取するためにはイソフラボンの一日の上限摂取量を70~75㎎としています。

摂取上限を超えてイソフラボンを摂取すると女性ホルモンのバランスが崩れますので、生理周期が変わったり、子宮筋腫や子宮内膜増殖症、子宮がん、乳がん、頭痛、低血糖、慢性疲労などの症状が現れる危険があります。そのためバストアップのためにはイソフラボンの摂取上限を守ることが大切です。

関連記事>>イソフラボンでバストアップ!?イソフラボンの効果と役割!

日本人は納豆や味噌汁、豆腐などイソフラボンを含む食品を食べる機会が多いため、日本食を意識した食生活を送るだけで充分に摂取できます。目安として、納豆1パックに豆腐半丁(約150グラム)ほどですでに60~75㎎位のイソフラボンが摂取できますので、大豆製品を全く食べなかったなどという日だけ、意識的に豆乳を飲んだり、サプリメントなどで補いましょう。

動物性タンパク質

植物性タンパク質の摂取もバストアップには重要ですが、大切なことは栄養もバランス良くとることです。植物性タンパク質だけにこだわらず、動物性タンパク質も摂取しましょう。動物性タンパク質は体を作る栄養素ですので、チーズ、ヨーグルト、牛乳、肉類、魚類、卵なども食べるようにしましょう。

特に、痩せ体質の人や小柄な人は体を作ることでバストアップにつながります。バストアップにはがりがりに痩せた体質の人は不向きです。

アミノ酸

アミノ酸はタンパク質を構成する成分の一つです。アミノ酸には代表的なものが20種類ほどありますが、その中の一つでも欠けるとタンパク質ができないというのですから、体を作るためにはアミノ酸は重要であるという意味がよくわかります。

アミノ酸には体で作ることのできる非必須アミノ酸というものと、体では作ることのできない必須アミノ酸というものがあります。体で作ることのできない必須アミノ酸は、食事などを通して体に入れてやることによって体を作ることができるのです。

成長ホルモンを促進するアミノ酸

バストアップに必要なホルモンといわれるとほとんどの人が女性ホルモンのエストロゲンをイメージしますが、アミノ酸が分泌を促進する成長ホルモンもバストアップには大いに役立ちます。

成長期の若い人には成長ホルモンは関係するのは理解できても、成人した女性に関係あるのかと疑問をお持ちになる方もいらっしゃると思いますが、成人した女性でも成長ホルモンがあることでバストアップ多いに役に立ちます。

成長ホルモンは年齢を重ねるごとに分泌が衰えていきます。成長期の女性は成長ホルモンによってバストアップしていきますが、成長ホルモンはバストの組織を作るラクトゲン受容体というものを作ります。

ラクトゲン受容体というものがないと女性ホルモンを受け取ることができないのでバストアップできません。ラクトゲン受容体が成長期にしっかりできた人はバストも大きくなりやすく、将来的にバストアップできる可能性があります。

しかし、成長期にラクトゲン受容体を作れなかった人は成長ホルモンの分泌が衰えた後にラクトゲン受容体を作ることができないのでバストアップできないことになります。

そのために成人している女性にもアミノ酸を摂取することによって成長ホルモンの分泌を促し、ラクトゲン受容体を増加させることでバストアップの可能性があるというわけです。

ラクトゲン受容体を作るアミノ酸とは?

ラクトゲン受容体を乳腺に発達させるために成長ホルモンが必要ですので、成長ホルモンの分泌を促進するアミノ酸を理解することが大切です。

成長ホルモンの分泌にかかわるアミノ酸には、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、シトルリン、オルニチン、アルギニン、グルタミンがあります。これらのアミノ酸を摂ることが成長ホルモンの分泌につながり、バストアップに効果があると考えられます。

特に、成長期にバストアップできなかったという人はラクトゲン受容体が成長期に形成されていない可能性があるので、成長期を過ぎても効果があるとされています。

ラクトゲン受容体を増やすバストアップ方法は成人期のバストアップを再現しているようなものですから、その後にバストが小さくサイズダウンすることはありません。

アミノ酸を摂るには何を食べたらいいの?

体内で構成することのできない必須アミノ酸や成長ホルモンの分泌に役立つ遊離アミノ酸を摂るためには何を食べるとよいのでしょうか?

まず、動物性タンパク質だと、牛肉、鶏肉、レバー、羊肉、カツオ、マグロ、アジ、鮭、卵、牛乳、チーズ、ハム、ゼラチンなどで植物では大豆、ナッツ類、サツマイモ、エノキ、スイカやメロンなどのウリ科の食べ物です。どれも普通に食卓に良く登場するものばかりで、珍しいものはありません。

必須アミノ酸や遊離アミノ酸は体の外から意識して体内に取り入れることが大切なのですが、厚生労働省の発表では日本人が通常の食生活をしている限り不足することはあまりありません。

これといった特別なものを食べるのではなくバランスよく食べること、ダイエットなど過度な食事制限や偏った栄養素を摂らないというような不自然な食生活をしないということが大切です。もし好き嫌いなどがあって食品の偏りがあるのならば、バストアップのために嫌いなものやあまり食べていない食品を食べることが重要です。

過度にある食品ばかりを食べ続けたり、過度に栄養を摂ると腎臓など内臓に負担をかけることになりますので注意しましょう。

成長ホルモンが多くなると思わぬ副産物も!

成人女性の体に不足しがちな成長ホルモンはバストアップに効果があるだけでなく、意外な効能があります。

成長ホルモンが体内に充実すると若い人のように体力が付いてきたり、何でも意欲的に取り組もうとする気持ちがアップします。若い人が年齢を重ねた大人に比べて、元気だったり、行動的であるというのは成長ホルモンが多いというということが大きく影響しています。

また、子供や若い人の眠りが長く深いように、成長ホルモンが増えると質の良い睡眠をとれるようになります。質の良い睡眠はバストアップには非常に効果的ですし、自律神経を安定させるなど良い面がたくさんあります。

加齢により活力が不足してきた人ほど成長ホルモンの増加を促進してバストアップにつなげましょう。

ビタミン

ビタミンにもさまざまな種類がありますが、どんなビタミンを摂ることでバストアップに役立つのか見ていきましょう。

ビタミンC

ビタミンCの効能としてまずは美肌が浮かびます。バスト部の皮膚にハリやつやを与えるのにもビタミンCが役立ちますが、バストを支えるクーパー靭帯に大きな栄養を与えるのがビタミンCです。

クーパー靭帯は非常に繊細な組織でコラーゲンによって作られています。このコラーゲンの生成にビタミンCが欠かせません。

クーパー靭帯はバストの皮膚と乳腺とその周りの組織、大胸筋を支えるという働きがありますが、太い丈夫な組織ではなく、細い複数の繊維が束になってできている結合組織です。

このクーパー靭帯がバスト全体に張り巡らされているので、ハリとボリュームのあるバストを維持することができるのです。

バストアップするためにクーパー靭帯を作っているコラーゲンを大量に摂取することで問題は解決するのではないかと思ってしまいますが、食品やサプリメントとして摂取したコラーゲンがそのままクーパー靭帯になるというわけではなく、一旦体内で分解されて改めてコラーゲン組織が体内で作られます。

体内でコラーゲンを作り出す段階で必要な栄養素がビタミンCなのです。体内でコラーゲンを作るためにはビタミンCが必要ですが、成人女性は一日にビタミンCを最低でも100㎎摂取する必要があります。ビタミンCは野菜や果物などに多く含まれています。

ビタミンCは水に溶けやすく、熱にも弱いので水にさらしすぎないこと、ゆでる時間を減らすこと、熱処理は短時間にすることなど調理方法にも気を配りましょう。日ごろからどうしてもビタミンCが摂りづらい状況にある場合は、サプリメントなどで補いましょう。

また、ビタミンCは摂取してから2~3時間で尿と一緒に体外へ排泄されてしまうため、毎食野菜や果物を摂りいれたり、サプリメントを数回に分けて摂るなど、こまめに摂取すると効果的です。

ビタミンB6

ビタミンB6はバストアップに必要な女性ホルモンのエストロゲンの分泌を促す働きがあります。また、アミノ酸の分解や合成を助けてタンパク質の代謝を促すのにビタミンB6は欠かせません。

ビタミンB6を多く含む食品にはカツオ、マグロ、サンマ、サバ、牛レバー、バナナなどがあります。

1日の成人女性の推奨量は1.2mgとされており、目安としてバナナ約3本分にあたります。また、一日の摂取量の上限は60㎎とされています。

ビタミンB6は妊娠中の女性のつわりをやわらげたり、月経前症候群の緩和など、バストアップだけでなく女性にうれしい効能があることで知られていますが、過剰摂取は体に悪影響を及ぼしますので、偏った食生活でビタミンB6を摂取するのはやめましょう。

ミネラル

ミネラルは人間が必要とするタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンなどの五大栄養素の一つです。

ミネラルの中でも、セレン、リン、カリウム、ヨウ素はバスト内部の組織を作ったり、バストアップを促すために重要な栄養素です。

セレンは海藻、魚介類、肉類、卵などに多く含まれており、バストを作るタンパク質のもとになります。

リンは細胞を形成するために必要です。リンは通常の食事をすることによって不足することはありませんが、肉類やインスタント食品、加工食品などの添加物にリンがたくさん含まれており、過剰摂取することによってカルシウムの吸収を妨げてしまうので注意が必要です。

カリウムはバストを支える筋肉である大胸筋を作るタンパク質を合成する作用があります。野菜や果物、芋類、肉類、魚類などに含まれています。カリウムは摂取量の調節を体が行いますので、過剰摂取は特に心配する必要はありません。

ヨウ素は成長期の女性のバストアップには必要な栄養素です。海藻や魚介類にたくさん含まれています。

バランスの良い食事が大切

バストアップに必要な栄養素はさまざまありますが、ある特定の栄養素だけを摂取することによってバストアップされるということはありません。

女性ホルモンや成長ホルモンを増やしたり、バスト組織を形成するためにある一定の栄養素は必要ですが、いろいろな種類の食品から少しずつさまざまな栄養をバランスよく摂取することが一番大切です。

野菜や果物を中心にカロリー過多にならないよう、多くの食品を食べることを心がけてバストアップしましょう。

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