生理周期でバストアップ

生理周期を利用して賢くバストアップ!女性のからだを知ろう

女性の体は生理周期と非常に密接した関係を持っています。生理周期によって体調が良くなったり悪くなったりしますし、肌のつやや髪の質まで変わってくるというのですから驚きです。

生理周期によって、バストサイズもアップしたりダウンしたりすると実感したことはありませんか?女性の生理周期をしっかり理解することで、美しくなることも、バストアップすることも可能になります。生理周期を利用して賢くバストアップしてみましょう。

生理周期とは

女性は10代の初め頃に初潮を向かえ、50代で閉経するまでの約40年間毎月生理と付き合っています。人生のうちの半分ほどの付き合いになるのですから女性の体にとって生理とは非常に大きな影響を与えるものであることは間違いありません。

生理周期とは生理が始まった日から次の生理が始まる前日までを1周期と数えますが、女性の約9割ほどが28日周期の生理周期を持っていると考えられます。

世の中の女性の9割が28日の周期で体をコントロールしているというのですから不思議なものです。

もちろん生理周期が長い人も短い人もいます。正常な生理周期の範囲としては25日から38日ほどでサイクルが規則的に回っていれば問題ありません。

1周期のサイクルの誤差が6日以内であれば正常範囲内の誤差であるといえますが、それ以上のずれがある場合は、生理不順であるということになります。

周期が長いものを希発月経といい、周期が短いものを頻発月経、また周期が長くなったり短くなったりするものを不整周期月経といいます。生理周期が乱れていると排卵のない無排卵月経であることもあります。

精密な体内時計によってコントロールされている生理周期ですが、非常にデリケートなもので、体調が悪かったり、ホルモンバランスが崩れたり、精神的なストレスなどで簡単に生理周期が乱れます。

生理周期が乱れるということは女性の体のあらゆることに大きな影を落とすことになります。バストアップもその影響を受けるものの1つであるといえます。

生理周期と体の変化

長く女性をやっていると自分の体調と生理周期にいろいろな法則に気づいたり、影響を受けているということが分かるときがあります。

例えば、生理が近くなると月経前症候群で気分が落ち込んだり、イライラしたり、ナイーブになったりと、心理的に影響を受けたり、お腹が痛くなったり、頭が痛くなったり、下痢や便秘などに悩まされる人が多くいます。

これらの症状の多くが生理周期に大きく影響を受けています。生理周期にともなって、女性ホルモンや基礎体温が規則的に変化を受けることによって体調に変化をもたらします。

2つの女性ホルモンとは

では次に、女性のからだをコントロールし、バストアップにも大きく関わっている女性ホルモンについて詳しく見てくことにしましょう。

エストロゲン(卵胞ホルモン)

バストアップに有効な女性ホルモンとして有名なエストロゲンは別名「卵胞ホルモン」といわれています。

エストロゲンは女性らしくするホルモンで、美肌効果があったり、美髪効果などがあり、バストアップに必要なバストの内部にある乳腺内にあるエストロゲン受容体と結びつくことによって乳腺細胞が活性化されてバストアップにつながります。

また、エストロゲンは卵巣内から分泌され子宮内膜を厚くしたり、基礎体温を下げる働きがあります。エストロゲンの分泌量が自律神経に影響したり、感情を激しくすることがあります。

関連記事>>エストロゲンでバストアップ!?女性ホルモンとバストの関係

プロゲステロン(黄体ホルモン)

プロゲステロンは妊娠を促進し、助けるホルモンとして知られています。別名を「黄体ホルモン」といいます。

妊娠するためには受精卵を子宮内膜に着床させる必要がありますが、子宮内膜に受精卵を着床しやすい状態に整えます。妊娠を継続させて無事に出産まで導くために必要なホルモンで基礎体温を上げたり、食欲を出したり、体内の保水をする働きがあります。

バストアップにも有効でプロゲステロンが乳腺を作る役割もあります。

生理周期の区分

二つの女性ホルモンは生理周期によって分泌量が変化しています。それぞれの期間ごとに女性ホルモンが与える影響や、女性の体の変化についてご説明します。

月経期

生理が始まった日から生理が終了するまでを月経期といいます。生理による出血で貧血になったり、生理痛で腹痛になったり、頭痛があったり、腰痛などがあるという人が多く、生理周期の中で体の中では体が顕著に不調になるという人が多い時期です。

出血によって体内の血液が減るので貧血になる場合があるので鉄分を補うことも大切です。

生理が開始されると体の抵抗力も落ちることで感染症などを引き起こしやすいですが、生理が終わる頃にエストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌量が増えることで体調がよくなったり、気分がよくなります。

卵胞期

女性らしさを作るエストロゲン(卵胞ホルモン)が月経期の終わりころから卵胞期に分泌量が増えてきます。女性はこのエストロゲンが体内に増加していくと体調が非常に良くなりますし、明るい気分になり心身ともに快調な時期になります。

見た目にもこの卵胞期は美しくなることからエストロゲンが美のホルモンと呼ばれるようになりました。

体内にある余分な水分や老廃物を体外に出すのでデトックス期といわれることもあり、肌の調子がいいですし、痩せたい人はデトックス効果の高い卵胞期にダイエットをすると効果的です。

体温は月経期に引き続き低体温期です。

排卵期

女性の体が妊娠するために、卵巣から卵子を排出し妊娠するために体を変化させる時期でもあります。人によっては排卵による排卵痛を感じる場合もあります。

感情の起伏が大きくなったり、便秘やむくみ、肩コリなど軽度ながら体に不調を訴える人が出てくる時期です。

プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が増えてくるので肌の皮脂が増えて、この時期にニキビができたり、吹き出物が出ることがあります。

体温は排卵期の排卵数日前に低体温を保っていた体温を、さらに下回る最低体温に一旦下がってから体温の高温期に入っていきます。排卵期が一番妊娠しやすい時期ということになります。

エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌がピークになるとプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されて卵子が排卵されます。

分泌期(黄体期)

プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌がピークを迎え、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が落ち着きます。

ホルモンのバランスが短期間に目まぐるしく変化するのでホルモンバランスが乱れやすくなり、自律神経のバランスが崩れ、精神的にも不安定になりイライラしたり、怒りっぽくなったり、攻撃的になります。

月経前症候群(PMS)の症状があらわれる時期で便秘やむくみがあったり、頭痛や腹痛を起こす人もいます。

バストが大きくなり痛いほどに張りが出る人もいます。体調が悪くなりやすい時期なので無理せずにゆっくり過ごすことが大切な時期です。

女性ホルモンを利用してバストアップ

生理周期には、月経期、卵胞期、排卵期、分泌期と4つの期間が存在します。これらは生理周期ごとに規則的に訪れ、その都度二つの女性ホルモンの分泌と基礎体温を規則的に繰り返しています。

月経期はエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の両方の分泌量が少ない時期です。

一方、生理前の分泌期にプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌はピークに達します。

エストロゲン(卵胞ホルモン)は月経期の後半に分泌量が増えはじめ卵胞期にそのピークを向かえ、その後分泌量を下げながら分泌期に少し分泌量を増やして月経直前に一気に分泌量を減少させます。

この女性ホルモンの分泌量の変化を利用してバストアップをすることが、一番効果的にバストアップできるコツといえます。

エストロゲン(卵胞ホルモン)を利用してバストアップ

エストロゲンは生理終了間際から一気に分泌量を増やします。排卵期にそのピークを迎えますので、この時期にエストロゲンを利用してバストアップしましょう。

卵巣で分泌されたエストロゲンは血液にのってバスト周辺まで運ばれた後にバスト内の乳腺細胞のエストロゲン受容体に結合することによって乳腺細胞が活性化されて乳腺が発達する仕組みになっています。

この時期に乳腺をマッサージして刺激して、より効率的に乳腺細胞を活性化しましょう

マッサージクリームやマッサージオイルを付けて優しくバストをマッサージします。決して強く刺激することなく細胞に血液が良く行き届くように意識しましょう。

体を冷やさないように気をつける

排卵期から分泌期まで、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が活発になります。多くの女性ホルモンを分泌させるためにはこの時期は体を冷やさないように注意しましょう。

しっかり入浴したり、半身浴をして体を温めましょう。

サプリメントを飲む

排卵期直前からエストロゲンの分泌が多くなります。この時期は体調も良くなりますし、乳腺細胞の活性化が活発になるので、エストロゲンによく似た成分で知られるイソフラボンやプエラリアといったサプリメントでエストロゲン分泌のサポートをしましょう。

女性ホルモンの分泌を促したり、似たような働きをするサプリメントを生理開始前に飲むと女性ホルモンのバランスを崩しかねないので外部から補強することは避けましょう。

プロゲステロンは黄体期にその分泌が最大になりますが、この時期に外部からエストロゲンに似た働きをするようなイソフラボンなどを含む食品やサプリメントを摂取するのは控えたほうがよいでしょう。

プロゲステロンの分泌が優勢になっている時期にエストロゲンの量が増えることによって、体に最適な女性ホルモンのバランスが崩れて体調が悪くなってしまいます。

バストアップに効果があるとされるイソフラボンなどを含む食品でも、時期を間違って摂取しすぎるとバストアップできない要因になってしまいます

生理周期を知って正しくサプリメントを利用してバストアップしましょう。

生理前にバストアップするのはバストアップじゃない?!

エストロゲン(卵胞ホルモン)はバスト内の乳腺や乳管を発達させます。その後、プロゲステロン(黄体ホルモン)が乳腺の周りの腺胞や腺小葉という器官を発達させます。

腺胞や腺小葉には母乳をたくわえる働きがあり、生理前にプロゲステロンの分泌が多くなるとバストが張る状態になるのです。

プロゲステロンは妊娠を促進するための女性ホルモンです。プロゲステロンが分泌されると妊娠しやすい体になりますし、受精卵が子宮内に托生しやすいように子宮内膜が水分を多く含み着床しやすい状態をキープします。

生理前のバストアップは張りがあって美しいのですが、この時期のバストアップは一時的なもので生理が終わると元に戻ってしまいます。

プロゲステロンが体に水分を溜め込んで乳腺と乳腺の間を水分で満たそうとします。生理前にバストアップするのはいわば、プロゲステロンがバスト内に水分を溜めている状態で、むくみと同じ状態です。本当の意味でバストアップしたわけではないのです。

バストアップに適さない時期は?

女性ホルモンは、生理前の分泌期が一番体内に充実していますが、この時期をすぎて生理が起きる直前の時期は、同じ分泌期でありながら2つの女性ホルモンの分泌が一気に減少する時期になり、バストアップには効果のない時期ということになります。

また生理期間中も女性ホルモンの分泌が減少したままですのでバストアップには適していません。

ですが、バストアップのために何もできないかというとそうではありません。この時期はストレスをためないようにリラックスして過ごす事が何よりも重要です。

また、体がむくみやすい時期でもあるので、お風呂にゆっくり入ったり、無理をしない程度に軽いストレッチやマッサージなどをして血行をよくするのも効果的です。

この時期は体調も崩しがちなので、寝不足にも注意しましょう。質の良い睡眠をとり、ホルモンバランスを正常に保つ事が、結果的にバストアップしやすいからだ作りにつながります。

自分の生理周期を知ってバストアップしよう

生理周期に女性ホルモンのバランスが変化することを利用すると、効率的にバストアップできたり、美肌を作ることができますが、自分の生理周期がどれぐらいで、どの時期にどれぐらい続くものが理解している人はそれほど多くないと思います。

妊娠を意識している人などは、自分の基礎体温の変化やおりものの変化、体の変化などを具体的に調べて、データ化したものを知っている場合が多いのでバストアップに利用しやすいのですが、妊娠を意識していない人などは次回生理日の予想はできても、今日は生理から○日目で○○期だということを知っている人はなかなかいないかもしれません。

生理周期を利用してバストアップを行うならば、最低でも生理開始日や排卵日くらいは調べておく必要があります。

基礎体温を付けたり、おりものの状態、体調などを数ヶ月観察することでおおよその時期は分かります。まずは自分の生理周期を把握してみましょう。

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